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ISO26000発行

ISO 26000は、2010年11月1日にISO(国際標準化機構)により発行された国際規格「Guidance on social responsibility(社会的責任に関する手引き)」である。組織の持続的な開発への貢献を支援することを意図したガイダンス(手引書)であり、企業にとどまらず、政府・学校・NGO等、多様な「組織」を対象としている。
先進国、途上国取り混ぜて90を超える国、40を超える国際機関等から、政府、企業、労働者、消費者、NGO、有識者という多様な主体の参加によるマルチステークホルダープロセスにより開発された。
ISO 26000では、7つの原則として「説明責任」「透明性」「倫理的な行動」「ステークホルダーの利害の尊重」「法の支配の尊重」「国際行動規範の尊重」「人権の尊重」を挙げ、これらを行動規範として尊重することを組織に求めている。さらに7つの中核主題「組織統治」「人権」「労働慣行」「環境」「公正な事業慣行」「消費者課題」「コミュニティへの参画及びコミュニティの発展」と関連する課題や具体的なアクションプランを挙げ、社会的責任の理解や組織への統合、信頼性やパフォーマンスの向上等、実践していくうえで参考となることを意図している。
ISOと言えば、ISO 14001(環境マネジメントシステム)やISO 9001(品質マネジメントシステム)等のマネジメントの認証システムが有名であるが、ISO 26000は、こうした認証を目的とした規格ではない。組織は多様な文化的・歴史的な背景を持つため、画一的な基準で「社会的責任」を定義することが困難であるため、ISO 26000は、各組織が主体性を持って社会的責任を定義し推進するための、ベースとなるガイダンスとして開発された。